どうしてうつ病になるのか

どうしてうつ病になるのか

理由は人それぞれ

うつ病になんかなりたくないのにどうしてなってしまったんだ、そう感じている人も多いと思います。はっきりとうつ病が発症する原因などが分かれば、世界から精神を病んでいる人を救うことが出来る手立てもあるかもしれません。分からないからこそ、日本のみならず世界でうつ病を初めとする精神状態が限界点に追い込まれている人は数知れずといったところなのでしょう。

現在の日本でうつ病を発症している、また発症した経験があるという人は100人いる中で6人~7人ほどいる割合となっています、どう考えてもこの数字を少ないとは思わない人が多いと思います。それだけ心を殺さなければならない事情を抱えている人が多いのでしょう。そしてそれは年齢や年収、家庭環境など様々な入り組んだ解決するには中々その手段を見出すことが出来ないものばかりがほとんどだと分析した方が筋かも知れません。

うつ病を発症する原因や理由は千差万別です、とある理由でうつ病を発症した例を当てはめて別の人もその理由に近い原因があるだろう、そう考えられるケースもありますがむしろ理由はひとつではないと考えた方がいいかもしれません。だからこそうつ病の原因とは何なのかが分からない、原因不明と称されている由縁なのではないでしょうか。

人の精神はバランスを自動的に保たれるように作られている

人の心の負荷は簡単にへし折られる事はありません、ここが人間の精神バランスの優れたところでしょう。どんなに辛いことがあったとしてもある一定の、個人差もありますが精神的に許容範囲内の事象だと判断すれば、心はそれを自動的に昇華して何事もなかったかのように安定を保とうとします。これでもかと罵声を浴びせられたとしても、次の日にはコロッと何事もなかったかのように振舞える人もいます。ストレスを自動的に消化させることが上手な人も現にいます、その人はキチンと自分の精神バランスで限界となる部分をはっきりと理解しているからこそ、内面でもそうした対応が取れると考えられます。

辛いことがあったとしても受け止められる強さとして、自律神経が機能しているからこそ人間はある意味環境に即した生活をすることを可能とする生き物なのでしょう。ですがそれもある一定値までの話です、心の負担を許容量を超えるような状態になればたちまち受け止めていた受け皿にひびが入ります。亀裂は軋み始め、やがて支えていたバランスは崩壊してしまいます。そうしてそれまで保たれていた均衡は崩されてしまい、内側ではストレスという抵抗勢力がこれでもかと叛逆していきます。精神だけでなく、徐々に肉体的に侵食して行くさまを想像するなどとしたくはありませんが、重度のうつ病を発症した人は日常生活もままならない状態に追い込まれます。そうなった場合には精神病院の隔離病室、となるのでしょう。

テレビドラマや映画などでしか見たことがない人も多いと思います、でも現にそこまで追い込まれている人もいます。仕事という問題だけではなく、様々な原因からも守ってくれるはずの天秤が壊れたとき、最低限の生活もままならない状態になる光景など、身内であればあるほど見たくはないものと感じている人もがいるのも、理解できるでしょう。

うつ病を発症する主な要因

うつ病を発症する主な要因という、ストレスの元となる要素は主に4つあります。

4つの主要因

1:心理的要因
・・・本人にとって大切なものを失った時に発症する例
2:環境的要因
・・・職場や夫婦、親子などの関係が悪化するなどした場合が多い
3:身体的要因
・・・ストレス・疲労が溜まってしまったことで身体バランスが崩壊してしまった際に、可能性がある
4:性格的要因
・・・几帳面で、真面目な性格をしている人が発症しやすい

主な要因はこのようになっています、中にはその一つの状態にすでに陥っているという人もいるでしょう。というより、これらの要因は日常生活においては何処でも問題を抱えている人が多いと思います。全ての要因で問題を抱えていないなどと、絵に描いたような聖人などこの世界にはほとんど存在しないと断言してもいいのではないでしょうか。無論国による宗教的な価値観といったことも含めると多少なりとも異なるでしょう。

そう考えると日本は無神論者、特定の宗教に従事していない人が多いから精神をきたしてしまうのでは、と考えることも出来るかもしれません。宗教的な例であげると、キリスト教におおいては『汝の敵を愛せよ』という言葉も存在しているほど、敬虔なクリスチャンであればあるほどその精神にのっとっている人も多いと思います。過去にどんなことがあったとしても誰かを恨んだりはしない、そう考えている人も実際にいます。ならいっそ日本人は必ず特定の宗教に加入させることで一つの信念となる目安をしくことである程度回復するのでは、という話でもないでしょう。宗教に加入するか否か把握まで個人の問題に差し当たる点であるため、必ずしも宗教を信奉するようになれば精神状態が回復するようになる、とは言い切れないでしょう。

要因は一つだけとは限らない

うつ病を発症する人がいたとしても、主な要因として分類される4つの中に当てはまることを基本とした場合、そのどれか一つだけで症状を発症してしまう人もいると思いますが、その一つにかなり際どいところまでストレスを溜め込んでいる人がいたとしても、必ずしもうつ病を発症しているとは言えません。ここからが個人差のある点でしょう。現代社会で生きている以上、ストレスに曝されずに生活するなどとは到底不可能な話です。そのため、現代人はある程度ストレスに順応することが出来る能力を持っている、筆者はそう考えています。ある一定ストレスまでなら何とか耐えられるが、それと違う負荷をその上から加重される様に乗せられてしまうと、当然重量に耐えられるはずはありません。

二つの事象に曝されることでうつ病を発症してしまう、単独でのストレスで発症する人もいれば、複数のストレスで発症してしまう人もいるので原因を究明して行くのは難しいと言われているのも理解できます。

現代の生活習慣病である、うつ病について考えてみる

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